WEFは「新教育」をテーマにした国際的な研究団体です。第一次世界大戦後の1921年にNEF(The New Education Fellowship)として設立されました。
この団体は、子どもの自主性・創造性を尊重し、人間教育の在り方を追求しようとする教育実践家・理論家たちの連帯組織として、新教育運動を推進してきました。第二次世界大戦末期から終了時にユネスコ設立の有力母体の一つとなり、1947年に国連・ユネスコによってNGO(非政府機関)としての地位を認められました。1966年にWEFに改称し、現在に至っています。
WEFの活動には、エンソア(上の写真)、ニイル、ドクロリー、ユング、モンテッソーリ、ピアジェ、デューイ、パーカースト、ブーバー、タゴール、ウォシュバーン、ペーターゼン、キルパトリック、フロイトなど、世界の著名な教育者や学者達が参加してきました。日本でも野口援太郎、小林澄兄、小原國芳、稲富栄次郎、羽仁もと子、下中弥三郎、赤井米吉、など、多くの代表的な教育者が関与し、その発展に尽力しました(下の集合写真、中央がエンソアで、左端がドクロリ、右の3人、エンソアに近い方からクラパレード、ゲへープ、フェリエール。エンソアのご子息がWikipedia
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WEFの本部はイギリス・ロンドンにあり、オーストラリア、ベルギー、オランダ、ドイツ、フランス、イタリア、エジプト、ガーナ、南アフリカ、パキスタン、インド、スリランカ、アメリカ、韓国、日本など世界の数多くの国々に支部が設けられています。
WEFの主な活動は、国際会議の開催(次項を参照)と機関誌New Era in Education(ISSN 0028-5048)の発行です。
また、学会名「世界新教育学会」は国内向けの名称で、英語表記では、「The World Education Fellowship Japan Section 」となり、世界新教育連盟日本支部となります。略称としてはWEFを用いています。
会長 佐久間裕之(玉川大学)
事務局 〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
玉川大学教育学部 杉山倫也研究室内
学会へのご連絡は、wefjapan@yahoo.co.jp(杉山)へお願いします。